WaveOptics社の特許に基づく2D周期格子構造(ダイヤモンド形状)を有するライトガイド｜VirtualLab技術情報

今日では、ほとんどの革新的なAR&MRデバイスは、光のインカップリングおよびアウトカップリングのための微細構造と組合せたライトガイドシステムに基づいています。 VirtualLab Fusionでは、すべての影響（コヒーレンス、偏光、回折など）を含む独自の物理光学アプローチを適用することで、そのようなデバイスを詳細にモデリングすることができます。複雑な1Dおよび2D格子構造からなる、特許WO2018/178626に記載されて いるデバイスをモデリングすることにより、この能力を実証します。

モデリングタスク:特許WO2018/178626からのアプローチ

ライトガイドレイアウト

幾何学的レイアウトは2つの回折格子を示しています：

• 回折格子1:ラメラ（1D 周期）、例えばスラント型
• 回折格子2:交差格子（2D 周期、非直交）

回折格子#1:スラント型回折格子リッジによる1D周期回折格子

組み込みの変調媒質を使ったスラント型回折格子リッジによる、1D周期格子構造では以下のパラメーターが使用可能です。

• 周期
• Z-extension（z軸方向の変調度）
• フィルファクター（非平行ケースの下部または上部）
• 側壁の傾斜角

回折格子#2:ダイヤモンド状の形状を持つ2D周期回折格子

Programmable Interfaceにより実現した、非直交2D周期を持つダイヤモンド形状（菱形）回折格子構造では以下のパラメーターが使用可能です。

• 周期（ダイヤモンド方向）
• 変調度
• フィルファクター
• ダイヤモンド格子角

結果:光線追跡

結果:電磁場追跡（Field Tracing）

結果:電磁場追跡（Field Tracing）

ドキュメント情報

タイトル	WaveOptics社の特許に基づく2D周期格子構造（ダイヤモンド形状）を有するライトガイド
文書コード	Demo.0007
バージョン	2.0
使用したVirtualLabのバージョン	VirtualLab Fusion Summer Release 2019(7.6.1.18)
カテゴリー	デモ
参考文献	How to Work with the Programmable Interface & Example (Spherical Surface) Advanced Configuration of Slanted Gratings