高NA液浸顕微鏡による強い集光｜VirtualLab技術情報

液浸顕微鏡では、浸液と試料を分離するカバーガラスがしばしば存在します。そのため、カバーガラスの境界面によってPSFが焦点面で歪む可能性があるものの、 設計段階ではあまり考慮されていません。VirtualLab Fusionでは、カバーガラスの境界面によるPSFへの影響を簡単に解析できます。カバーガラス後方での焦点の歪みを、完全なベクトル形式で実証して、解析します。

 

シナリオ

PSFと電場がどのように影響を受けるかを調査するため、カバーガラスの最後の境界面前後でのPSFと電場を比較します。

VirtualLab Fusionでの光学系の構築

光学系の構成要素

コンポーネント用のソルバー

概要

光線追跡による幾何光学シミュレーション

結果：光線追跡

Field Tracing による 高速物理光学シミュレーション

カバーガラスの最後の境界面前方での集光

カバーガラスの最後の境界面後方の水中（培養液）での集光

カバーガラスの最後の境界面前方での集光

カバーガラスの最後の境界面後方の水中（培養液）での集光

要約

ドキュメント情報

タイトル	高NA液浸顕微鏡による強い集光
ドキュメント番号	MIC.0011
バージョン	1.0
エディション	VirtualLab Fusion Basic
使用したバージョン	2020.2(Build 1.116)
カテゴリー	Application Use Case
参考文献	Debye-Wolf Integral Calculator Analyzing High-NA Objective Lens Resolution Investigation for Microscope Objective Lenses by Rayleigh Criterion